第7号 |
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 九星気学トラベル風水研究所(第7号) 株式会社タケホープ気学研究室 監修 醍醐虎之介 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ みなさん、こんにちは!元気にお過ごしでしょうか。 お正月に立てた目標は達成に向けて、まだがんばっていますか? 新しいことを始めようと決意しても、年初の忙しさと寒さでついついさぼって しまったりして、いつの間にか普段と変わらない毎日を過ごしてしまっている なんていうことはありませんか? 決意したことを持続するのはなかなか難しいものですが、「前向きな心」だけは 忘れないようにして下さいね。 今年から気学を本格的に実践しようと決意した人も、まずは旅行の計画を立て て、とにかく動くことから始めましょう。 そしてスタートダッシュに乗り遅れてしまった方も心配いりませんよ。 気学で使う旧暦の新年は立春からです。 2002年は実に2月4日の午前9時24分から始まるんですね。 お正月にだらけてしまった人ももう一回スタートのチャンスがありますから 「今年こそ!」の気持ちを忘れずに立春を迎えましょう! ★第7回コラム「土用の影響と立春」★ 現在使われている暦ではご存知のとおり1月1日より1年が始まって、1日か ら新しい月が始まり、さらに0時00分より新しい1日が始まりますよね。 一般に言われる「太陽新暦」というものです。 しかし気学で使われているのは「太陽旧暦」。なぜ気学はこの旧暦を使わなけれ ばならないのでしょうか。 気学は太陽から地球に届く太陽風と呼ばれる地磁気の影響を法則化した学問で したよね。地球から見た太陽の通過する道を「黄道」と言うのですが、この黄 道(360度)を季節変化の単位である24個に等分して、それぞれの地磁気の配 置を算出したのが「気学」ですから、新暦になった現在でも旧暦に基づいて考 えなければならないんですね。 24等分といってもそのうち12個は季節の中間点を表わしますから、実際に使 う季節は12個です。立春・啓蟄・清明・立夏・芒種・小暑・立秋・白露・寒 露・立冬・大雪・小寒の計12個ですね。しかし、なじみの薄い呼び方ですか ら2月、3月、4月…と呼んでしまっているわけです。実際の2月が1日から 始まるのに気学の2月が1日ではないのはそういった違いからなんですね。 そして黄道の中で春分点というスタートの位置があるのですが、太陽がこの春 分点を通過するときがまさに「立春」なわけです。 太陽の地磁気が新しい気を帯びて地球に届く日、つまり太陽の新年です。 立春がいかに重要な意味をもっているかがおわかりいただけると思います。 ちなみに立春の前日は「節分」ですよね。季節を分ける日ですから節分。 いわば元旦前日の大晦日のようなものです。 節分も実際には4つあって、春夏秋冬の始まり(立春・立夏・立秋・立冬)の 前日はすべて節分なんですね。その中でも特に1年の始まりである立春イヴの 節分を特に重要視したんです。 節分には豆まきをしたりイワシの頭を柊の枝に刺して玄関に取り付けたりしま すが、古来より豆やイワシには邪気を払う霊力があるとされてきたからなんで すね。この信憑性についてはわかりませんが、とにかく前年の立春から1年が 経って澱んできた陰の気を一掃する日であることには変わりありません。 そしてこの節分の日までの約18〜19日間(2002年は1月17日から2月3日 まで)を「土用」と呼んで、やはりこれも1年に4回存在します。実に1年の うち75日(約2割弱)も「土用」にあたるわけなんですね。 この「土用」ですが、ホームページでも記述のとおり、方位取りや祐気取りを する上での「注意日」となっているんです。 そもそも「気」というのは立春・立夏・立秋・立冬の季節の変わり目から新し い気の構造に変化しますので、気も「静」から「動」へと変化をします。 いわば季節の変化によって「気」も活性化されて活動も活発になるわけです。 しかし3ヶ月も経ってくると季節の「気」にも「よどみ」が出て、活発だった ものの一部が「停滞」をし始めます。これがまさに「土用」にあたるんですね。 あくまでも「停滞」するのは一部です。ですから基本的には季節は変わってい ないんですが、この「一部」の気がたまたま影響した場合に、吉効果が軽減し たり、凶作用が増幅したりといった作用が発生することがあるんですね。です から土用期間に祐気取り(旅行や出張など)を行う場合には吉効果が思うよう に出ないということがあるので、「禁止」ではなくて「注意」となるわけです。 一方、方位取り(引越し)や増改築、そして庭や敷地を掘り起こすような作業 ではその「一部」の停滞した気の影響が強く、そして影響を受ける確率が高い ということで、この場合には「禁止」ということにしているわけなんです。 祐気取りの場合は、吉効果が「軽減」でしたが、この場合には吉効果がまった くでないということも考えられるんですね。 そうすると増改築や土起こしの方位が家の中心から見て吉方位であれば、土用 期間といっても本来は凶作用がでることはないことになります。 しかし家や敷地自体を支えている気も土用期間というのはバランスが崩れてお り、さらに増改築や土起こしでさらに気のバランスを崩すことになるわけです から、吉方位であっても陰の気を発しやすくなるんですね。陰の気が強くなる と吉効果を逃がす家相になるわけですから、やはり土用期間中の増改築と土起 こしは「禁止」としたほうが良いわけです。 土用自体は方殺(方位ごとに現れる強い凶作用)ではありません。ですから例 えば「五黄殺」であっても、通常の時期にこの方位を侵す場合と比べて土用期 間中に侵すのはこの「五黄殺」の影響が強く出てくるという意味であって、土 用が何か別の凶作用を引き起こすという意味ではありません。 年盤における方殺の影響期間は「影響が出始めてから」約13年ですが、土用 期間に方殺を受けてもあくまでも影響力が強くなるのであって、影響期間自体 は変わらないのです。 ホームページでは旅行と引越しの両方について最小限の文章量で記述していま すから、「土用」がいかにも恐ろしい季節のように感じてしまうかもしれません が、通常の生活では大きな影響はありませんので、あまり構えすぎないように していただきたいと思います。 しかし実際に土用期間に凶方位へ行った場合、「一部の気の停滞」の影響をどの ようなときに受けてしまうかは、ひとそれぞれの環境によって異なりますから 実際のところはっきりはわかりません。 そのためあくまでも予防という意味で、上記のような旅行・引越し・増改築は もちろん、契約や就職などの物事スタートについてもなるべく避けた方がいい んですね。できれば受験についても最初の1校目が土用期間中に当たる場合な ども避けて、記念受験でも良いので土用前本番1校目が受けられるようにした 方がよいです。今年は十何年かぶりにセンター試験が土用期間にあたりました。 最初の本番試験をこのセンター試験で迎える受験生の中には予想外に実力が発 揮できないケースも増えると考えられるため非常に心配です。 以上、「土用」についての性質と影響についてお分かりいただけたと思います。 しかし、これで終わりではないんですね…。1つだけ例外が存在します。 それは「土用殺」というものです。 「土用」自体は方殺ではないということは前述のとおりですが、この「土用殺」 は方殺の部類に入ります。 これは土用期間中に現れるという点は「土用」と同じなのですが、その中で「土 用殺」がまわるのは、その月の月破の反対方位の1方位だけです。 つまり、 1月の月破は西南方位ですので土用殺は東北方位 4月の月破は西北方位ですので土用殺は東南方位 7月の月破は東北方位ですので土用殺は西南方位 10月の月破は東南方位ですので土用殺は西北方位 ということが言えるわけです。 月破の方位についてはこの後の「方位表の作り方」で解説いたしますので、ま ずは4つの土用殺の方位を覚えていただきたいと思います。 この土用殺は通常自宅から500km以上の距離に移動すると影響を受けるもの なのですが、土用期間の「気の停滞」と「破」の「膿み」が集中している方位 となり、「五黄殺」と「破」が組み合わさったような強い腐敗作用を引き起こす ことが確認されています。500km以下の距離では実証例が少なくなるため、「禁 止」とまでは言えないんですが、避けることができるのであれば取らないほう が良いということは言えます。 また引越しの場合には旅行と性質が違いますから、他の方殺と同様にすべても 距離においてこの「土用殺」がまわっている方位は避けなければなりません。 土用殺は五黄殺や暗剣殺、破と同様に全員に共通の方位にまわります。 ですから団体や家族で旅行に行く場合など、全員でこれらの方位を侵すことは 極めて危険と言えるのです。通常、方位の効果・影響には潜伏期間があります から、現地で強力な作用が働くことは少ないのですが、集団で共通の凶方位を 取る場合には現地ですぐに大きな凶作用を受ける可能性がありますから、絶対 に避けなければなりません。 土用についておわかりいただけたでしょうか。 単に「うなぎを食べる日」ではなかったんですね。 かとって怖がって避ける一方ではなく、上手にこの季節を利用して皆さん自身 の年間スケジュールにも「静」と「動」を作ることによってメリハリをもって いただきたいと思います。 土用は1年に4回あって、それぞれの影響の強さの違いはまだ詳しくわかって おりませんが、立春前の土用は年度の変わり目でもありますから、特に注意を しなければならないのは言うまでもありません。 今年も立春まであとわずかですから、立春以降にスタートダッシュをするため に、土用期間に「溜め」を作りましょう。 高く飛ぶにはその前に低くかがまなければ高く飛べないですからね! ★気学基本講座「節入り」★ 気学の暦が旧暦に準じている理由はコラムでおわかりいただけたと思いますが、 これらの年、月、日の変わり目は時計のように一瞬で入れ替わるわけではあり ません。やはり「気」という性質上、その入れ替わりに際して一定の移行期間 というものが存在します。 年、月、日の変わり目となる瞬間を「節入り」と呼んでおり、その前後に存在 する移行期間のことを「節入り期間」と呼んでいます。 まず毎月の気は節入り(気が入れ替わる時間)の前12時間、後ろ6時間は気 が混ざります。 そして毎年の気は節入りの前144時間(6日間)、後ろ72時間(3日間)に気 が混ざります。 最後に毎日の気ですが、日にももちろん節入りの瞬間があって、その節入りの 前24分、後12分に気が入れ替わるのですが、この毎日の節入りを全日分発表 すると大変なページになってしまうので、節入りの波動範囲を網羅している23 時から24時の間を気の入れ替わる時間帯として判断するのが一般的です。 気はその節入り期間内で徐々に入れ替わっていきますので、多少その範囲を侵 しても問題はありません。しかし節入りの瞬間では完全に2つの気が混ざって おり、両方の象意が現われますから注意して下さい。ですから節入りをまたい で引き続き吉方位という場合は、入れ替わり時期であっても問題がないわけで す。 一般の気学理論ではきちんとこの気の入れ替わりを計算していないので、おお よそ5日〜10日などと長めに取っていますが、実際にはもう少し短くていいん ですね。上記の範囲でまず問題ありませんのでぜひとも参考にして下さい。 ちなみにまもなく旧暦の2002年ですが、 年の節入りが2002年2月4日の9時24分ですから、 年の節入り期間は1月29日の9時24分から2月7日の9時24分までで、 年盤の八白土星から七赤金星へ入れ替わります。 そして月の節入りも2002年2月4日の9時24分ですから、 月の節入り期間は2月3日の21時24分から2月4日の15時24分で 月盤の九紫火星から八白土星へと入れ替わります。 日の節入りは9時24分とは関係ありませんから、2月4日であっても前日の 23時〜24時の間が節入り期間であることにかわりはありません。 つまり2月4日は日盤上では同じ日(今年は四緑木星)ですが、その途中に年 盤と月盤の節入りを迎えるという奇妙な現象が起こるのです。 通常はそのような場合でも大きな変化は起こりませんが、年盤・月盤と日盤の 星の関係が微妙にずれてきますので、あまりこの日は日盤を使った祐気取りは 行わないほうが良いということは言えます。つまり「気」が不安定な日である わけですから、新しいことを行う場合でも立春直後よりも「3ガ日」をゆっく り過ごして、立春4日目(2月7日)から行う方がスムーズにスタートをさせ ることができます。スケジュールを調整できる場合には、極力合わせるように すると良いでしょう。 お正月の3ガ日はお休みでも立春の3ガ日は普通に仕事とか学校がありますよ ね。本当は休暇をとってのんびりする方がいいのですが、そう簡単に休めない でしょうから、お酒を飲んだりおいしいものを食べたりするのは構いませんの でなるべく自宅と勤務先(学校)との間で暮らすようにしましょう。 ★方位表の作り方講座4★ さて、今回は凶方位の中の「破」の方位を方位表に加える作業を行いましょう。 前回までで五黄殺、暗剣殺、本命殺(月命殺)、本命的殺(的殺)の4つの凶方 位を見つけることができました。 次に「破」がこれに加わるわけですが、年盤での破を「歳破」、月盤での破を「月 破」、日盤での破を「日破」と呼び分けている点に注意しましょう。 しかし、3つについて基本性質は同じで、「破滅」「破壊」といった言葉からも 連想されるとおり破壊的な強力な凶作用を発します。 他の方殺が9年や9ヶ月、9日といった周期で回ってくるのに対し、「破」は 12年、12ヶ月、12日といった周期で回りますので、他の方殺と同じ方位 に重なって回ることもありえます。「破」はこのように他の方殺と重なった場合 にその凶作用を非常に強める特性がありますので、特に注意が必要です。 「破」がまわる方位の法則は、ずばり 「その年、その月、その日に回っている干支の反対方位」です。 年に干支が回っているのはご存知ですよね。今年は午(うま)年ですし、皆さ んの生まれたときの干支で○年の生まれ〜などと言いますよね。 それと同様に月や日にも干支は回っているんです。 これは高島暦などで細かく記しておりますが、例えば2002年1月20日では 辛巳の年、辛丑の月、戊子の日ですから、 へび年、うし月、ねずみの日 ということになります。 (年の干支も立春で入れ替わりますので注意してください) そして 子=北 丑・寅=東北 卯=東 辰・巳=東南 午=南 未・申=南西 酉=西 戌・亥=西北 ですから、その反対方位がそれぞれ「破」となるわけです。 2002年は午年ですから、「歳破」は北ということになります。 同様にして月破や日破も求めることができますよね。 丑の反対側だから未が「破」といって、西南方位のうち南側半分だけが「破」 になるかというと実はそうではありませんよ。 方位表では8方位をさらに細かく分けているものもありますが、特に祐気取り や方位取りをする場合には、東南方位でれば辰巳=巽(たつみ)として、双方 の気が混ざりますので、ひとつの方位として考えます。 ですから、未の方位が「破」だからといっても未と申の2つを合わせた西南方 位全体が「破」となりますから注意して下さい。 これで自作の方位表に「破」を加えることができましたね。 月破は毎年同じ方位にまわりますから覚えやすいと思いますが、日破は陰遁と 陽遁の入れ替わりがありますから注意して作成して下さいね。 すでにコラムで土用殺についてもご説明しましたから、こちらも加えることが できたと思います。 残る方殺は小児殺だけですね。次回に詳しくご説明いたします。 混乱してきた…という方は再度ホームページの「凶方位の種類」のコーナーで 凶方位の特徴について復習していただきたいと思います。 ★★★ 第7号も規定の文字数いっぱいでお送りいたしました。 気学についての疑問・質問そして体験記などございましたら、 掲示板 http://6610.teacup.com/tora/bbs かメール take-hope@nifty.com にてご連絡下さい。
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