第4号 |
************************************ 九星気学トラベル風水研究所(第4号) 株式会社タケホープ気学研究室 監修 醍醐虎之介 ************************************
みなさんこんにちは!九星気学トラベル風水研究所の醍醐です。
さてさて、隔週発行ということで第4号の発行日となりました。 前号は難しい内容だったのもかかわらず、たくさんの方から気学の真髄がわかっ た!というメールを頂きました。本当にありがとうございます。前号をクリアし てしまえば、基礎占術学の単位は修得です。これからは実践気学�Tといったとこ ろでしょうか。がんばりましょう!
★基本のおさらい講座★
まずは基本のおさらい講座からですね。 今回は海外旅行をするときに、年の方位と月の方位、日の方位のどれを使ったら よいか、を確認したいと思います。
海外旅行はもちろん国内旅行であっても500km以上の距離の場所への移動の場 合は、年の方位(年盤)の影響を強く受けます。年盤の影響は運命を左右するよ うな環境面に働きかけるため、長距離の移動の際には絶対に無視してはいけない 方位です。
本当は月の方位(月盤)や日の方位(日盤)の影響も受けているのですが、年盤 の影響が強いために水面下に抑えられてしまっているというのが正しい解釈です。 ですから500km以上では年盤だけが影響するというのではなく、表面的に強く 出てくるのは年盤の影響であるということですので、月盤も日盤も吉方位である ほうが望ましいということになります。
月盤は精神面に影響する性質があるのですが、年盤で強い吉方位ですと月盤も凌 駕するような吉効果が発生します。ですから月盤で凶方位であっても年盤に消さ れてしまうことがほとんどなんです。しかし、五黄殺や暗剣殺のように強い凶方 位の場合は年盤の吉作用だけでは消しきれないために、遠距離であっても一応、 月盤を意識したほうが確実となるわけです。
では毎日の方位(日盤)はいかがでしょうか。 海外旅行のように遠距離の移動の場合、日盤で凶方位であってもその影響は年盤 や月盤の効果に消されてしまいます。ですからたとえ日盤の凶作用が数日間続い たとしても、ほとんどの場合、遠距離の場合はすぐにその凶作用は消されてしま いますので、運命的な運気の低下は起こりません。
しかし日盤は物事の変化、スタートの気の変化に敏感に反応する性質をもってい るため、旅行にしても引越しにしても影響は長続きしませんが、スタートの時点 でつまずいて、結果として計画が台無しになるといったケースは起こります。
また年盤・月盤で吉方位を選び、運命的には運気があがるような吉方位旅行であ
っても、日盤で凶方位の出発だった場合は旅行中にトラブルがあって楽しめなか ったということも起こりかねません。帰ってきてから運気は上がりますから影響 はないですが、旅行中に楽しめないのももったいないですからね。できるだけ日 盤にも合わせて出発したいものです。
500�q以下の中距離の旅行の場合は、年盤よりも月盤の影響がメインとなります。 しかし、これも年盤の影響を月盤が水面下に抑えているだけですので、五黄殺や 暗剣殺などの強い凶方位がまわっているときには200kmくらいまでその影響が でることがありますから、中距離だからといっても年盤を無視できないケースが あるということだけは覚えておいて下さい。
最後に200km以下の短距離の旅行の場合ですが、メインが日盤の影響となって きます。これも年盤・月盤の影響が表面化しにくくなっているだけで、月盤で強 い凶方位である場合は注意が必要となります。ただし200km以下ですとさすが に年盤の影響はまったく現れませんので、近所の買い物や日帰り旅行などの時に は気にする必要はありませんよ!
この件についてくわしくはホームページで説明しておりますので参照下さい。 https://dev.take-corp.com/page19.htm
★方位表の作り方講座1★
前号からの予定だった方位表の作り方講座を開始いたします! これから方位表をつくって自分自身で吉方位・凶方位を判断できるようになり い方はしっかり勉強して下さいね!
九星気学で差す方位というのは北・東・南・西と東北・東南・西南・西北の合計 8つであることはすでに勉強済みかと思いますが、この8方位と中宮(ちゅうぐ う)と呼ばれる中央との、合わせて9つの方位が気の違いを表わす方位となりま す。
そして皆さんがもっている九星(一白水星から九紫火星まで)はある一定の法則 に従ってこの9つの場所を移動しているんです。
しかしそれぞれ勝手に移動しているのではなく、きちんとした法則のもとに動い て、動くときには一斉に動きます。この法則のことを遁行(とんこう)と言いま す
そして遁行をする前に九星にはそれぞれスタート地点があるんです。 その場所を定位(ていい)といって、いわば実家みたいなものです。実家は留守 にしていても実家。自分の家ですから永遠にその場所は自分の性質が残っている んです。
具体的に言いますと、例えば一白水星の定位は北の方位です。 ここが遁行のスタート地点となり、長い旅が始まります。前述しました9つの場 所を順番にまわって、また9回目に再び北に戻ってきます。その間に北には他の 星が勝手に入っては出て行きます。もちろん三碧木星が北にお邪魔しているとき には北は三碧木星の性質、六白金星が北にお邪魔している時には六白金星の性質 がありますから、そのお邪魔している相手の種類によって、その方位が自分にと って吉方位となるか凶方位となるかが変わってくるんですね。だから毎回吉方位 が移動してしまうんです。
しかし、北はあくまでも一白水星の実家です。自分が不在でも一白水星の性質は 残っていますので、そこにお邪魔してきた星(例えば三碧木星)の性質以外に実 家の持ち主の一白水星の性質も北の方位にはあるということになります。
ではどちらに合わせればいいの?ということになります。 これは基本的には回っている星にあわせます。三碧木星が北にまわっていれば、 あくまでもそのときの北は三碧木星です。 じゃあ、北の定位の一白水星はどうするの?ということですが、一白水星と相性 がよい星の人は北に吉方位の星がまわっているときには普通よりも北は吉効果が 高くなり、一白水星と相性が悪い人は普通よりかは吉効果が得にくくなるという ことになります。
一白水星はわたしにとって相剋だから永遠に北には行かれないわ〜ということで はありませんので、安心してください。 ただ、若干得意か不得意かが出てくるだけです。
そして北に凶方位の星がまわっているとき、一白水星と相性の良い人は多少凶作 用が和らぎますが、一白水星と相性の悪い人は凶作用がより強くなります。
通常は遁行によってまわっている九星を気にすればよいのですが、定位にいる星 によって自分の得意な方位と不得意な方位も参考までに押さえておいて下さい。
そして重要!定位(九星のまわるスタート地点)は以下のとおりです。
北=一白水星 東北=八白土星 東=三碧木星 東南=四緑木星 南=九紫火星 西南=二黒土星 西=七赤金星 西北=六白金星 中宮=五黄土星 なんだかばらばらで覚えにくいですよね。 どうしてこうなのかはこれが地球の秩序だから!としか言いようがないのですが、
北+中宮+南=15 東+中宮+西=15
と直線に3つの星を足すとすべて15になるのが古来中国から伝わる法則なので あって、最も安定した基本の気のバランス(魔方陣)となっている状態を表しま す。
定位は覚えましたか?
詳しくはホームページに図解していますので、そちらを参照して下さい。 https://dev.take-corp.com/page06.html 前号で相生と相剋を勉強しました。 ですから、気の合う星と気の合わない星はもうおわかりですよね。 これをそのまま方位にあてはめて、得意な方位と不得意な方位を出してみましょ うね。
たとえば一白水星の相生は三碧木星・四緑木星・六白金星・七赤金星の4つです。 ということは東・東南・西・西北がちょっと得意!ということになりますよね。 でも間違えないでくださいね。この得意・不得意はずっと先にまた勉強しますが、 吉方位・凶方位という意味ではないですからね。
吉方位・凶方位を決める中心は、まわってくる星が基準です。
では、そのまわってくる星。まわる法則、すなわち遁行(とんこう)について勉 強しましょう。
まず気学の専門書を開くと遁行は 中宮⇒西北⇒西⇒東北⇒南⇒北⇒西南⇒東⇒東南⇒中宮 と載っており、当研究所のホームページでもこの基本形を記載しています。
しかし、これを解釈するのはちょっと難しいですよね。 一度、上の法則は忘れて下さい。
遁行を理解する前に大事な決まりごとがあるので、そちらが先です。
遁行には実は2つあって、陽遁と陰遁というものです。 陽遁は1,2,3,4…と増えていく法則。 陰遁は9,8,7,6…と減っていく法則です。
実は年盤と月盤はこの陰遁の法則で動いており、例えば2001年は八白土星 が中宮に来る年(八白土星の年と呼ぶ)なのですが、2002年は七赤金星が 中宮に来る七赤金星の年になります。じゃあ、2003年は?
1,2,3,4…と増えていくのではなく、9,8,7,6…と減っていくんで す。これはずっと変わりません。突然増えたり、減ったりせずに、1まで来たら 次は9に戻って同じように減っていくのです。
この法則が陰遁であって、2001年が八白土星とわかっていれば、100年前だろう と100年先だろうと計算すればその年が何の年かわかるんですね。
一白水星が中宮にある年に生まれた人は本命星は一白水星。 五黄土星が中宮にある年に生まれた人は本命星が五黄土星ですから、
これなら徳川家康でもジンギスハーンでも本命星が何であるかわかっちゃいます ね。
そして月盤も同じように陰遁で進みます。 2001年の12月は一白水星が中宮にまわる年、つまり一白水星の月ということに なります。そして2002年1月は年が変わっても陰遁は同じ。 九紫火星ですね。
気学の年の始まりは2月からですから、 2002年の2月は八白土星から陰遁が始まります。8,7,6,5…。すると 2003年の2月は五黄土星から陰遁が始まるようになりますよね。そして 2004年の2月は二黒土星から陰遁が始まります。2,1,9,8…。 そうするとどうなるでしょう。
2005年の2月は八白土星になってしまうんです。そして 2006年の2月は五黄土星。 2007年の2月は二黒土星。 と同じ顔ぶれが3年おきに繰り返されますよね。
考えてみれば、9(九星)と12(12ヶ月)の最小公倍数は36ですから、 36ヶ月ごと(つまり3年)おきに同じ法則が繰り返されるのは不思議ではないん ですけどね。 これで、100年前でも100年先でも月の九星が計算できることになります。
最後に、毎日の九星。つまり日盤です。 これは少々厄介なんですねー。 なんと、陽遁と陰遁が混ざってやってくるんです。
12月のこの時期。1日の日の長さは日に日に短くなっていきます。夏は7時くら いまで明るかったのに今では5時前には暗くなってしまいますよね。 この夏至から冬至までの日が短くなる季節には、九星が陰遁の法則にのっとって 下がっていく習性が働くんです。スペースの都合で詳しくは説明できませんが太 陽と気の関係が影響しており、地磁気は太陽からの風(太陽風)で形成されてい ますから、その太陽の日が届く時間が短くなっていく期間には、毎日の気の配置 が気の性質上戻ってしまうんです。
そして冬至から今度は日の長さが少しずつ長くなっていきます。 そうすると地磁気の影響が増幅され気の配置が前に進むように働きかけます。 つまり陽遁を起こすんですね。1,2,3,4…と陽遁が進み、これは夏至まで 続きます。
しかし注意。 夏至、冬至が基準で陽遁と陰遁がかわりますが、厳密には夏至の日、冬至の日で はなく、冬至に一番近い甲子(きのえね)の日を一白水星としてそこから陽遁が 始まるんです。甲子??わかりにくいですよね。
ですから、覚えちゃいましょう。 ずばり、まもなく冬至がやってきますので冬至から説明しますが、まさに 2001年12月27日が甲子の一白水星です。高島暦を見ている方はあとで確認し てみて下さい。 そこから陽遁が始まって1,2,3,4…と増えていきます。これは月が変わっ ても年が変わっても同じです。そして夏至に一番近い癸亥(みずのとい)の九紫 火星、つまり2002年6月24日までで陽遁は終わりです。
次の日、2002年6月25日は甲子(きのえね)の日なのですが、この日はまた九 紫火星の日となって今度はこの日から陰遁が始まるのです。 九紫火星が2日連続になっているんですねー。
そのまま9,8,7,6…と約半年間陰遁が続き、冬至に一番近い癸亥(みずの とい)2002年12月21日が一白水星となって陰遁が終わるのです。 次の日12月22日はまた甲子(きのえね)です。ですから一白水星ですよね。 一白水星も2日連続してから陽遁が始まっているんです。
年盤と月盤は陰遁だけなのに、何で日盤は変わるの〜って思いますよね。 これも科学のお話でつまらないので詳しくお話しませんが、太陽と地球の距離は 宇宙ができたビッグバン以降永遠に広がっているんですね。ですから太陽風が届 く距離も年々遠ざかっており、その変化が日の長さ同様に陰遁を招いているんで す。ですからビッグバン膨張が変化しない以上、年盤と月盤は陰遁のままなんで すね。年盤と月盤は厳密には性質が異なるんですが、もとは太陽との距離の影響、 日盤は日の長さの影響で陰遁・陽遁が決定されているんです。 また難しくなっちゃいましたね。 方位表の作り方の第1回目は定位と遁行の法則について勉強しました。 高島暦をお持ちの方は確認しておいて下さいね。
この法則を理解していないと方位表は作れませんからね。 難しいですけど、ぜひとも作ってみたいという方はがんばりましょうね。 あ〜、なんだか頭が煮えてきた。という人は、100年方位表を買ったほうが良い かもしれませんね。毎年高島暦を買うより安いですからね。 でもでも、押し売りはしませんので、わかるまで解説しますよ! だってがんばれば作れるんですからね。自分のも家族のも、恋人のも。 次回、方位表の作り方の2回目で吉方位と凶方位の正体を解明しましょう。 もうGIVE UPという方は、メルマガ登録を解除しないで、コラムやニュースな どの他の部分だけでも読んで下さい。ためになりますからね! 空気が乾燥してきましたので風邪に気をつけてお過ごし下さい。 では、さようなら!
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