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17.「吉方位体質」と「魔」について

 さて今現在、幸運を手に入れて順風満帆に人生を過ごしている人は、果たしてすべての人が「九星気学」を行なっているのでしょうか。実際に大成功を収めた社長やスポーツ選手の中には密かに「九星気学」を実践している人は実に多くいらっしゃいます。もともと皇室の秘伝学問であったため今でも皇室では厳密にこの「九星気学」に基づく「風水」は実践されていますが、スポーツ選手や政治家の中にも最近「九星気学」を取り入れ、大成功を手に入れている人が急激に増えているのです。しかし、全く「九星気学」を意識していないのに大成功を収めている人はどのように説明ができるのでしょうか。
 

 これについては非科学的といわれてしまうかもしれませんが、幸運体質の人には幸運がついてまわり、自然と吉方位へ体が向くようにタイミングが合うということが言えるのです。これについてはさすがに私も最初は疑問視していましたが、吉方位へ招かれているかのように絶妙なタイミングで出張が入ったり転勤になったりする例が実に多く存在しているため、「吉方位体質」といったものの存在が明らかになったのです。
 

 逆に運気が下がっている人はどんどん凶方位に導かれてしまいます。そして、それに気がつかずに「負の貯金」を重ねて身動きの取れない状況になってしまった例も非常に多く発生しているのです。まさに「不幸の星の下」という言葉の「星」とは凶方位の「九星」なのであって、この凶方位に呼ばれてしまう現象を「魔が入る」と呼んでいるのです。まだまだ運気が低い状態だとこの「魔」が入りやすいため、せっかく計画していた「方位取り」旅行も急な仕事でキャンセルにせざるを得なくなってしまったり、どうしても行かなければいけない出張が致命的な凶方位だったりするわけです。
 

 ですから、「吉方位体質」を作り上げるには、「魔」が入ってきてもそれを回避して、半ば強引にでも「方位取り(祐気取り)」を実践することによって「魔」が入らない状況をつくらなければなりません。どんなに「九星気学」の理論を理解してもそれを実行できなければ全く意味がありません。「方位取り」を邪魔するようなことがらが入ったときに、「次回やればいいや」とか「どうせおまじないみたいなものだから」といって諦めてしまう考えこそがすでに「魔」なのであって、まずは「九星気学」を信じて多少の邪魔が入っても実行することが何よりも大切なことなのです。
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